イベントレポート
2018/10/09

花ひらくプロジェクトIN宇多津トークセッション登壇

「花ひらくプロジェクト(四国女性起業家等支援ネットワーク)」

まなびの窓口 川内真紀がトークセッションで県外ゲストとして参加しました
       
       
四国4県にて、地元の団体とコラボも実施している「花ひらくプロジェクト(四国女性起業家等支援ネットワーク)」
経済産業省「平成29年度女性活躍推進基盤整備委託事業 女性起業家等支援ネットワーク構築事業」
平成29年度よりワークライフ・コラボさんが四国の代表機関となり活動されています。


「花ひらくプロジェクト(四国女性起業家等支援ネットワーク)」とは・・・

女性が「働くこと」ときライフとの両立が課題の一つとなる場合があります。
働き方の選択肢として『起業』を考えている女性や、『起業』を選択した女性が歩みの中で迷わないよう、
支援機関へ繋いだり、その成長に寄り添ったりできるようネットワークを構築するプロジェクトを行っています。

 

 

 

香川県宇田津市「かねとう本物マルシェ×チャレンジマルシェ」イベントレポート

 

今回香川県宇田津市にて、「起業に迷いのある」「起業に興味があるけどどうしたらいいかわからない」女性に向けてチャレンジショップの場所を提供し、開催後には振り返りの会&トークセッションも行いました。

地元の創業支援をしている金融機関や商工会の方などにもお越しいただき、普段得られない情報を知る機会となりました。

今日は、イベントレポートを交えながら、まなびの窓口川内真紀が登壇した際に話した内容を紹介させていただきます♪

 

チャレンジショップ

 

 

飲食やハンドメイド等の「見える商品を売る方」だけでなく、講師業やクリエイティブさんも「こんなことやってます」という宣伝としても活用されていました。

「起業」というと難しく感じるのだけど、生き方の選択肢の一つ。
「多様な働き方」を見てもらい・伝える場として開催されており、出店者様の想いの詰まったブースが並んでいました。

 

 

 

振り返りの会、トークセッション

 

ゲストは
毒だし塾かねとう:金藤友香理さん(香川県)
まなびの窓口:川内真紀(愛媛県)

ファシリテーターは
NPO法人ワークライフ・コラボ:堀田真奈さん(愛媛県)

ここからは、まなびの窓口川内真紀が登壇した際に話した内容を掲載します。
自己紹介を兼ねて、起業に至った経緯や課題などを交えて話をしました。
まだまだ人前で起業について語れるような状態ではなく、
起業を考えて前へ進もうとしている(苦労している(^^;)1人として話をさせていただきました。
お話させて頂いた内容はこちら↓↓↓

 

 

まなびの窓口の川内真紀です。こんにちは。
今日は皆さんのイキイキした様子から私もエネルギーを頂きました。また勉強もさせて頂きました。ありがとうございます。

マルシェ実施当日のうちに、このような振り返りの時間があるのは、意義あることだなとも感じています。

今回、愛媛から呼んでいただき、私が皆さんに話をすることで、何かしら貢献できることはあるのかと自問自答しながら今日を迎えました。
まずは起業に至った経緯や気づいたことを交えながら、お話させていただこうと思っています。

 

 

私は、大阪、愛媛、鹿児島で家庭教師や小学校の担任、学習塾の責任者として働いてきました。
学習を指導しただけではなく、担任として深く関わった生徒は1300人以上います。

これは私が塾長をしていたときの写真で、周りにいるのが、スタッフの先生達です。

この中には、私の生徒だった子が大人になり、先生として戻ってきてくれた人もいます。
長い付き合いができるのも、やりがいの1つだと思います。
また発達に不安がある子、学校に行っていない子、幼児から社会人まで、幅広い親子と出会いました。
私は、その親子から多くのことを学ばせていただきました。

 

しかし今から4年前、妊娠が分かり退職しました。
主人は航海士をしており、船の中で生活する単身赴任状態でしたし、母は病気のため頼れる状態ではありませんでした。
また、塾業界では、妊娠出産を機に退職するのは暗黙の了解のようなものでした。

子どもを授かったことは、すごく嬉しかったのですが、退職することで、今まで積み上げてきたものを手放すような気もしました。
出産後、退院した日からワンオペ育児が始まりました。
気がつけば何日も誰とも会話していないなんて日もある生活をしていました。

 

 

生後半年が近づこうとしていた頃、「なでしこドリーム・プロジェクトキックオフセミナー」が開催されることを知り参加してみました。
そこでは、生き生きと自分の人生を歩んでらっしゃる女性起業家の方のお話を伺いました。
起業なんて全く考えていなかった私でしたが、「これをきっかけに、何かやりたいことを見つけてみよう」と思い始めました。

 

そこで一番最初に目に浮かんだのは、今までに出会ってきた子ども達や保護者の方のことでした。

子どもに学習を教えることは好きでしたが、それと同じくらいやりがいを感じていたのは、一人一人の子どもに合わせて学習をコンサルティングすることだと思いました。

子どもに合った学び方を提案したい。また、子どもの学習に悩む保護者をサポートしたい。

今までの経験を生かした教育者目線と、今現在日々子育てをしている母親としての目線を生かして、親子をサポートしたいという気持ちが強くなりました。

個人カウンセリングを行い、子どもの状況や性格に合わせて家庭学習法の提案を行い、必要があれば塾や家庭教師を紹介するというビジネスモデルを考え、まなびの窓口という名前をつけました。

そのような想いから「まなびの窓口」を始めました。

 

 

 

とは言えども、何もない私に突然、カウンセリングを申し込んでくる人もいませんし、塾や家庭教師の情報も増やしていかなければいけません。
書類作成やら手続きやら。どこから何をしていいのかも分からず。起業相談の窓口をしている公的機関も活用し様々な人に相談に行きました。

そして中小企業診断士さんの無料相談を利用し、松山市にあります未来job松山さんのビジネスプランコンテストに出ました。
このコンテストにでた目的は、自分のやりたいことを文書にまとめることで、頭の中が整理整頓し「見える化」したかったのと、専門家の意見を聞きたかったからです。
また同時に、「まなびの窓口」を商標登録し、開業届青色申告、塾さんとの契約書なども作成しました。

次に、Facebookなどのsnsの使い方を知り、自分のやりたいことを、いろいろな人に発信してみました。

また、ワードプレスを1から学びホームページを作成しました。

そして、実績づくりを兼ねて少人数の子育て座談会を開き、参加者さんの反応をみながらブラッシュアップしていきました。

 

 

開業当初は、黄色に色付けしています「家庭学習方法のアドバイス」例えば、テストとお手持ちの問題集を持ってきていただき、その子の弱点を分析した上で、1か月の学習スケジュールを立てたり、塾探しのお手伝いをしていこうと思っていましたが、子育て座談会を開き、保護者の方から様々な子育ての悩みを聞き取る中で、個別カウンセリングのメニューも幅を広げました。
幼児期の家庭学習に悩まれている方や不登校発達で不安を抱えている方にも対応するようにし、また心理学も活用することにしました。

子育て座談会を開くことで、実績をつくり、そしてリサーチもでき、人脈も広げることができたので、開業当初の金銭面でも人脈面でも何もなかった私にとっては、小さく始めてみるというスタイルは合っていたように思います。

 

 

 

このように子どもや保護者に向けてのサポート法を模索しながら、一方で、塾や家庭教師、フリースクールや学童保育さんにも、まなびの窓口の想いを伝え協力していただけるよう話を進めていきました。
時にはFacebookを利用し、塾の経営者さんへ突然メッセージを送ったこともあります。
まずは塾へ赴き、まなびの窓口について紹介させていただいた後、取材をさせてもらいました。

取材では塾のシステムだけでなく、塾長の人柄や子どもへの想い、教育理念といった数値化しにくいものを重点的にお伺いするようにしました。
その後、取材した内容を記事にして、SNSやホームページで発信しました。
そのような活動の中から、愛媛学習塾連盟に紹介してもらうことができオブザーバーとして関わることにもなりました。

 

 

最近では、愛媛学習塾連盟から紹介いただき地元の愛媛CATVで塾の紹介や子育てに関するお役立ち情報を発信する番組を放送していただけるようになりました。

 

また、数名の参加であった子育て座談会から波及して、セミナー講師としての仕事も頂くようになり、小学校や、松山市みらいクラブなどで話をさせて頂いています。
そして有志を集め「子育てまなび愛」という地域団体を立ち上げ、子育てセミナーや親子で参加できるイベントを企画運営もしています。

 

 

 

私は時折、「なぜ、がんばれるのか」と聞かれることがあります。

それは、私は困っている親子をサポートするという「与える側」になっているようにみえますが、実際は、逆に「頂いている」からだと思います。

まなびの窓口は、私にとって「生き方」そのものだと思います。

 

このような話をさせていただくときに、あえて、最後は娘の写真で終わるようにしています。
私にとって一番大切なのは娘です。
まなびの窓口にエネルギーを注ぎ暴走してしまいそうになる私ですが、

やはり一番は娘。

娘の笑顔を大切にしながら、自分らしい仕事の仕方、生き方を考えたいと思っています。

拙い話を聞いてくださって、ありがとうございました。

 

 

 

 

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