3歳の我が子の主な交通手段は、自家用車のチャイルドシートか幼稚園の送迎バスです。
そこで公共交通機関にも慣れ親しんでもらおうと、列車に乗る機会を与えてみました。
電車に乗せてもらった幼少期の思い出
私が幼稚園の頃、父は国鉄の通勤定期を持っていたので、仕事がない休日には電車に乗せてくれました。
私は靴を脱ぎロングシートに跪いて、車窓の流れる景色を眺める事が好きでした。
当時は列車に冷房が設置され始めた過渡期で、まだ完備されていない列車もありました。
冷房がない列車に遭遇すると夏場は窓を全開していました。
踏切ではドップラー効果で面白い音色になる警報音が聞こえ、パチンコ屋の近くを通過するとタバコ臭い空気が、ケーキ屋のタカラブネの前を通ると甘いバタークリームの香りがしました。
窓からは、飛び込んでくる風だけではなく、街の音や匂いまでも感じる事ができました。
我が子にも思い出を
窓を全開にしていた昭和の思い出に浸りながら、我が子と共に電車に乗ってみました。
車窓を眺めている我が子の横顔を見ながら電車に揺られ幸せな時間を過ごしました。
すると突然、娘が「は‥し‥は‥ま‥」と窓ガラスに指を押し当てて呟きました。
私たちが乗っている一両編成のワンマン普通列車が無人駅に停車し、我が子はホームに設置された駅名標のふりがなを読み上げていたのです。
「そうだね。ここは波止浜という駅だよ。昔、この駅で降りて自転車で大きな橋を渡った事があるよ。
自転車に上手く乗れるようになったら一緒に走りたいね。次の駅は何て書いているのかな?楽しみだね。」
次の停車駅では「な‥み‥か‥た‥」と駅名標を読み上げることができました。
子どもの学ぼうとするチカラは素晴らしい
最近、ひらがなが読めるようになった娘にとって、街の中すべてが教室です。
駅に停まるたび駅名標を読もうとする娘の姿をみて、学習は机の上だけではない、
体験からも学ぶことは多いと改めて確信しました。
トンネルを抜けると海が‥電車の窓はまるで映画のスクリーン
「わぁ、トンネルだ!」
列車がトンネルに入ると娘は喜んではしゃぎました。
そして、短いトンネルを抜けると車窓に穏やかな瀬戸内海が映りました。
「うみ~っ、海よ。パパは船でお仕事しているんでしょ?ここの海に、きたことある?」
「あるよ。指で数え切れないくらい、この海にきたよ。」
「大好きなお菓子が買えるのも、パパが働いているからだね。
お仕事してくれてありがとう。また、お船に行くんでしょ。お仕事を頑張ってね。」
一緒に過ごす時間を大切に
子どもは、あっという間に大きくなると先輩パパからアドバイスをもらいました。
娘の無邪気な笑顔、キラキラした瞳で学ぼうとする姿、そして温かい言葉。
そんな一瞬一瞬を大切にしながら、自分なりにできる子育てをしていきたいと思います。
そして、子どもの成長を少しでもサポートしていきたいです。
ブログ著書:川内隆弘
まなびの窓口の個別カウンセリング
1対1だから相談しやすい!まなびナビゲーターが直接お話をうかがい解決に向けてサポートいたします。
学習の進行状況や進路、家庭学習の状況、学校の成績など、お子様と保護者さまが抱えるさまざまな問題を、個人カウンセリングを行うことでより深く共有し、アドバイスさせていただきます。
川内真紀が、お子様一人ひとりに合った「まなび方」をご提案します。
電話・メール・LINEで、まずはお気軽にお問い合わせください。
愛媛県松山市近郊は対面相談もできます。
詳しくは、まなびの窓口にお問合せください。(ライン、メール相談無料)